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  • 公開日時 : 2019/07/24 13:53
  • 更新日時 : 2020/02/04 15:49
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【TI:電源IC】 TPS55340 周波数フォールドバック時の出力電圧リカバリ

SLVSBD4D データシートのP.10 7.3.2 Switching Frequency の章の中に以下の記載があります。
 
With a switching frequency below 280 kHz (typical) after the TPS55340 enters frequency foldback as described in Overcurrent Protection and Frequency Foldback, if a load remains when the overcurrent condition is removed, then the output may not recover to the set value.
For the output to return to the set value, the load must be removed completely or the TPS55340 power cycled with the EN pin or VIN pin.
Select a nominal switching frequency of 350 kHz for quicker recovery from frequency foldback.
 
どのような意味でしょうか。
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回答

過負荷により過電流検出が働き周波数フォールドバック発生すると出力電圧が低下します。
 
通常、過負荷状態が解除されると出力電圧は設定値に戻りますが、過負荷解除時、Fsw=280KHz以下の設定であり、
かつ負荷が残っている場合、出力電圧が設定値まで戻らない可能性があります。
 
出力電圧を設定値に戻すには、負荷を完全に取り除くか、ENやVINによるパワーサイクルが必要になります。
 
Fsw=350KHz以上で設定されていれば上記出力電圧のリカバリーの問題は回避できます。
 

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