MSP430シリーズは、デバッグ・インタフェースとして従来の4線 JTAGインタフェースの他に、
Spy-Bi-Wireという2線のインタフェースを実装しています。
(古い製品で一部対応していないデバイスがあります)
4線 JTAGは、下記4本の信号からなります。
TCK:クロック
TDI:データ入力
TDO:データ出力
TMS:状態制御
参考回路図
出典:MSP430 Hardware Tools User’s Guide REVISED NOVEMBER 2018版(Texas Instruments社)
注意事項
・/RST端子に接続されたC1の容量は、2.2nF以下を推奨していましたが、
高速動作のため1.1nFを実装している評価ボードもあります。
・TEST端子のないデバイスもあるので、各データシートで確認してください。
Spy-Bi-Wire(2線JTAG)は、下記2本の信号からなります。
SBWTDIO(/RST):データ入出力
SBWTCK(TEST):クロック
参考回路図
出典:MSP430 Hardware Tools User’s Guide REVISED NOVEMBER 2018版(Texas Instruments社)
注意事項
・RST端子に接続されたC1の容量は、2.2nF以下を推奨していましたが、
高速動作のため1.1nFを実装している評価ボードもあります。
・デバイスがTEST端子を有し、Fuse切断を検討しているとき、
デバイスのTEST端子とJTAGコネクタのTESTピンの接続およびR2の抵抗が必要となります。
JTAGを利用しないとき
・TCK、TDI、TDO、TMSの信号はデフォルトで汎用I/Oの入力に設定されます。
PJDIRレジスタの設定で出力に変更することが推奨されています。
出典:MSP430 Hardware Tools User’s Guide REVISED NOVEMBER 2018版(Texas Instruments社)
また、誤動作防止等の面からPull-up/Pull-Down処理することも有効です。
・/RST信号に接続するC1の容量は10nF以下にしてください。