クロックとデータが非同期の場合でも以下の回路構成を用いると同期をとることが可能となりますが、
クロック の周期と伝搬遅延時間(tpd)が近い条件の場合だと2段目のフリップフロップに
信号が伝わらない場合があるので注意が必要です。
下の図はフリップフロップを2 段接続し、1 段目の伝搬遅延時間(tpd) の遅れやハザードを、
2 段目の出力に伝達させないようにした回路です。この場合も1 段目と2 段目のクロックの位相差が
1 段目のCK とQ の間のtpd と同等である場合には注意が必要です。
(注)システム上CK1 とCK2 を共用化できない場合、CK1 と同期してかつ位相の異なるクロックCK2 を作り
これを2 段目のクロックに用いる方法もあります。(例えば、(CK2)=CK1)。