①動作中の電源電圧は常にVCCA≦VCCBとなっていなければなりません。
但し、電源を投入する過程においてVCCA≧VCCBとなることは特に問題ありません。
電源投入は、VCCAが先でもVCCBが先でも構いません。
②電源オンオフ(どちらか片方、もしくは両方)させる場合は、事前にOE端子を制御し、
IOポートをHI-Z状態にした状態が望ましいです。
③VCCA、VCCBのどちらかが0Vの時は、IOポートは、アイソレーションされます。
④OE端子は、GNDへ常時プルダウン固定し、電源オン時、定常オペレーション状態になった時点で
OE端子をHドライブ、電源オフ時は、予めOE端子のHドライブを切ってからオフするように
回路を構成することで、両側のIOポートは電源オンオフの過渡期間HI-Z状態を維持することが出来ます。
⑤TXSシリーズに接続するトランシーバがプッシュプルの場合、信号パルス幅は最低でも45ns以上(*)必要です。
(*)TXS0101をVCCA=2.5V、VCCB=3.3Vで使用の場合
⑥TXSシリーズに接続するトランシーバがオープンドレインの場合、信号パルス幅は最低でも500ns以上(*)必要です。
(*)TXS0101をVCCA=2.5V、VCCB=3.3Vで使用の場合
⑦TXSシリーズは、IOポート個々に10kΩ相当のプルアップ抵抗を内蔵していますので、
外付けでプルアップを装着しますと並列合成となります。
この為、IOラインの総プルアップ抵抗はこれ以上に高く設定することはできません。
⑧TXSシリーズに接続されるバスラインのドライバは、50Ω以下のインピーダンスのものを御使用ください。
⑨信号方向を切り替える際には、入力に切り替えたいポートを200ns以上ドライブしてください。