・TXBシリーズは、バッファタイプの自動方向制御の双方向インターフェイス用(以降I/Fと表記)レベルトランスレータです。
プッシュプルタイプのI/F用であり、オープンドレインI/Fには向きません。
回路構成は、バッファタイプですので入力と出力の間に電流は通じておらず、論理情報が受け渡されるだけです。
また、ドライブ能力が低いので、伝送距離が短く負荷の軽い、制御系信号や小型のポータブル機器、
メモリーアクセス等のシーケンシャルなプロトコルを用いる部分に向いています。
信号の昇/降圧はスイッチタイプと違い外付けのプルアップ抵抗に頼りませんので電圧レベル精度が良い。
・TXSシリーズは、スイッチタイプの自動方向制御の双方向I/F用レベルトランスレータです。
I/Oポートの各端子にプルアップ抵抗内蔵をしており、プッシュプルタイプのインターフェイスは勿論、
I2Cに代表されるオープンドレインインターフェイスにも使用可能です。
回路構成は、スイッチタイプですので入力側に繋がったデバイスのドライブ能力が、TXSシリーズの出力のドライブ能力となります。
よって、入力と出力は導通しておりI/Oポート同士が直接電流を授受します。