出力特性から150W/8Ω(THD=1%)を得る為にはBTL接続でVdd=52Vが必要です。(データシート11ページの図8より)
PBTL接続とした場合でも出力段FETのON抵抗半減による電圧振幅の増加はごくわずかです。
但しTHD=10%の規定であればVdd=48Vで160W/8Ωの出力が得られます。(データシート11ページ目の図7より)
①データシート7ページ目より、Vout/Vinの反転電圧ゲインはG=21.5dBとなります。
D-ampの出力段はHブリッジ構成のBTL出力となっており、入力端子は+側と-側それぞれの端子が出ていますので、
差動信号を入力して下さい。
②入力端子はオペアンプの反転入力端子とは異なります。LR合成は前段フロントエンドで処理し、
更にもう一段反転増幅段を設け差動信号を生成した上で、TPA3255に入力して下さい。
また、I2S信号からの変換DACには
PCM5242を使用すると差動信号出力が得られます。