【割込みの種類】
MSP430は、下記3種類の割り込みがあります。
・ システムリセット
MSP430のレジスタ値などシステムの初期化を実行します。
・ ノンマスカブル割り込み (NMI)
MSP430の動作などシステムへの影響が大きな要因の割込み処理を実行します。
・ マスカブル割込み (General Interrupt/汎用割込み)
デジタルI/Oピンの立上りエッジを検出してタイマのカウント値を取得するなど、
MSP430の各モジュールの動作を要因に割込み処理を実行します。
【割込み処理のプログラムと実行アドレス】
割込み処理を実行するプログラムは、割込み処理ルーチン(ISR)と言います。
それぞれの割込み要因には、対応した割込み処理ルーチン(ISR)があります。
割込み処理ルーチンの先頭アドレスを各割込み要因のベクタアドレスの領域に設定します。
割込みが生成されるとベクタアドレスに設定したアドレスから割込み処理が実行されます。
【割込みの優先順位】
割込みには優先順位が付けられていて、同時に発生(認識)した割込み要求は優先順位が高い割込みから実行されます。
割込みの優先順位は、割込みベクタテーブルの優先順位(PRIORITY)の値が大きいほど高くなります。
(ベクタテーブルの情報は、各製品のデータシートを確認してください)
出典:MSP430F22x2データシート (SLAS504G)
【割込みの制御(禁止/許可)】
・システムリセット
特に割込みを制御するフラグはありません。
・NMI(ノンマスカブル割込み)
各割込みを制御するフラグがあります。
・マスカブル割込み(汎用割込み)
周辺モジュールの各割込み許可フラグかつSR[GIE]フラグで割込みを制御します。