MSP430 のウォッチドッグタイマ・モジュールは、2つのモードで動作します。
1. ウォッチドッグタイマ・モード
WDTCTL[WDTTMSEL]ビットがクリア(0)されていると、ウォッチドッグタイマ・モードで動作します。
PUC後、 WDTCTL[WDTTMSEL]ビットはクリア(0)されているので
ウォッチドッグタイマ・モードで動作しています。
インターバルが到来すると、 IFG1[WDTIFG]ビットをセット(1)し、
PUC(Power Up Clear)が発生してシステムをリセットします。
プログラムはインターバルの到来より前に下記いずれかの操作をする必要があります。
・ウォッチドッグタイマの停止 (WDTCTL[WDTHOLD] = 1)
・ウォッチドッグタイマ・カウンタのクリア (WDTCTL[WDTCNTCL] = 1)
・インターバル・モードへ変更 (WDTCTL[WDTTMSEL] = 1)
2. インターバルタイマ・モード
WDTCTL[WDTTMSEL]ビットがセット(1)されていると、インターバルタイマ・モードで動作します。
インターバルタイマ・モードで動作時、設定した期間が経過すると、IFG1[WDTIFG]ビットがセット(1)されます。
このとき、IE1[WDTIE]ビットおよびSR[GIE]ビットがセット(1)されていると、マスカブル割込みが生成されます。
出典:MSP430x4xx Family User’s Guide (SLAU056L)