AM335xは状況に応じて電源電圧と動作周波数を変更するDVFS(Dynamic Voltage Frequency Scaling)を
サポートしており、システムの負荷に応じて電源電圧と動作周波数を適切に制御することで消費電力を
低減することができます。
DVFSをサポートする電源ドメインはVDD_COREとVDD_MPUとなり、それぞれがサポートする電源電圧と
動作周波数の組み合わせがOPP(Operating Performance Point)として規定されています。
ZCZパッケージの場合は下記の通りです。
また、VDD_COREとVDD_MPUの2つの電源ドメイン間の有効なOPPの組み合わせは下記の通りです。
電源電圧と動作周波数を変更する際は、OPPの規定に従い、PLLのクロック設定変更と外部電源の電圧変更を行います。
変更対象が未使用の状態で変更を行う必要があります。
規定される周波数より高い周波数とならない様に変更を行う必要がありますので、
例えば、OPP100からOPP50への変更はクロックを下げてから電圧を下げ、
逆にOPP50からOPP100への変更は電圧を上げてからクロックを上げます。