• 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
  • No : 7880
  • 公開日時 : 2021/07/27 16:44
  • 更新日時 : 2022/09/01 13:42
  • 印刷

【TI:インターフェイス】 I2C全般 静的電圧オフセット (SVO) とは

静的電圧オフセット (SVO) について教えてください。
カテゴリー : 

回答

静的電圧オフセット (SVO) は一部のバッファやリピーターが持っているスペックとなります。
マスター側とスレーブ側のどちらがLowに引き下げられるかを決定することが出来ます。
 
例えば下図のようなバッファの場合、静的電圧オフセット (SVO) は0.5Vとなります。
 
 
 
 
マスター側がLowに引き下げられる場合、マスターのプルダウンFET(1)がオンになり、バッファのA側にLowを生成します。
次にバッファのB側のFET(2)をオンにして静的電圧オフセット(SVO)の0.5Vにします。
ここで静的電圧オフセット(SVO)はスレーブのVILより低いためスレーブ側ではLowと認識されます。
 
 
 
 
 
 
 
スレーブ側がLowに引き下げられる場合、スレーブのプルダウンFET(1)がオンになり、バッファのB側でLowを生成します。
バッファを介してA側のFET(2)がオンとなりA側にLowが生成されます。
 
 
 
ゲート制御側からはB側を監視しています。0.5Vの電圧が検出された場合はA側からLowが生成されたことがわかります。
バッファが0.5V未満の電圧を検出した場合はバッファ自体以外のB側のデバイスのプルダウンFAEがオンしたことを認識します。
 
■静的電圧オフセット(SVO)を保有するTI製品
TCA9517A、TCA9617A、TCA9617B、TCA9509、TCA9511A、PCA9515A、PCQ9515B、P82B96、P82B715、TCA4307
 

アンケート:ご意見をお聞かせください

ご意見・ご感想をお寄せください お問い合わせを入力されましてもご返信はいたしかねます