【TI：インターフェイス】 I2C全般　静的電圧オフセット電圧(SVO)を有したバッファを直列接続す

TEDサポートウェブ > Texas Instruments > インターフェイス > 【TI：インターフェイス】 I2C全般　静的電圧オフセット電圧(SVO)を有したバッファを直列接続する場合の注意点

ユーザーログイン

静的電圧オフセット電圧(SVO)を有したバッファを直列接続する場合の注意点を教えてください。

カテゴリー :

SVO同士を接続させないことはもちろんなのですが、バッファに供給する電源電圧にも注意が必要となります。

電源電圧VCCに関する規定はいずれかに該当します。詳細はデータシートを確認してください。

1.　VCCA ≦ VCCB

2.　VCCA ≦ VCCB-1V

3.　単一電源 (レベル変換のないタイプ)

4.　規定なし (動作電圧範囲内であればVCCA ≧ VCCB または VCCA ≦ VCCBでもよい）

1または2に該当する規定をゆうするバッファを2つ直列接続する場合は注意が必要です。

例として挙げるTCA9617Bは、「VCCA ≦ VCCB」に該当します。

例1　右側のバッファが電源電圧規定を満たしていない場合

例2　電源電圧規定は順守出来ているがSVOを有する端子同士が接続される場合

例3　SVOを有する端子に考慮して接続出来た場合

TCA9617BとTCA9517の組み合わせであれば、TCA9517側に電源電圧の規定がないため正常に動作します。