2.15 USB2 - High Speed
- USBインターフェースでのルーティングについて計画はありますか?
USB信号の適切な接続と配線に関する詳細な推奨事項については、
を確認してください。
回路図に適切な制約または配線要件を追加してください。
これはツールにより異なります。
- 構成に適したVBUSデカップリングが含まれていますか?
USBデバイスの動作には、VBUSに10μF以下の
デカップリングコンデンサを接続する必要があります。
USBホストの動作には、VBUSに120μF以上の
デカップリングコンデンサを接続する必要があります。
VBUSのデカップリングコンデンサは、
USBコネクタの近くに接続してください。
- USB_DP、USB_DM信号をコネクタに直接接続しましたか?
USB_DPとUSB_DMの信号には、直列抵抗やコンデンサを接続しないでください。
これらの信号は、スタブやテストポイントを含まないトレースで配線してください。
これらのトレースは、EMI制御が必要な場合を除き、
AM64xとコネクタの間を直接接続してください。
- USBホストモードで動作している場合、USB信号を正しく接続しましたか?
USB_IDはグランドへ接続してください。
USB_DRVVBUSは、5V VBUS電源ソースを有効にするために接続してください。
USBコネクタのVBUS端子は、USB_DRVVBUSで制御する電源スイッチから
5VのVBUS電源の出力に接続してください。
VBUS端子は、
に示す推奨回路を実装し、フェイルセーフかつ 5Vトレラント
になるようにしてください。
のセクション「9.3.3 USB VBUS Design Guidelines」を参照してください。
- USBハブを搭載している場合、USB信号は正しく接続されていますか?
USB_DPとUSB_DMは、USBハブのアップストリームポートに
直接接続してください。ハブは、これらの信号を必要に応じて
ダウンストリームポートに分配します。ホストモードを有効にするには、
コネクタIDをグランドへ接続してください。
ハブごとに実装要件が異なるため、ハブの製造元に相談してください。
- EMI、ESD対策部品は必要ですか?
EMI/EMC対策として、コモンモードチョークが必要な場合があります。
これらは、信号の振幅を減少させ、性能を低下させる可能性があります。
また、ESD対策が必要な場合もあります。
必要であれば、これらの部品も設計に含めるようにしてください。