複数のドライバ/レシーバからなるインターフェイスシステムでは、
ICがアクティブでない期間が長く、通信回線が通常とは異なる状態になる事があります。
その為、ノイズの影響を受けたり信号ラインの電圧がフローティング状態になる直前の論理によって
レシーバが誤動作を起こす可能性があります。
この様な状態を検知して、レシーバの出力を確実に既知の定められた状態にする方法を
「フェイルセーフ」と呼びます。
ここで言う「通信回線が通常とは異なる状態」とは、以下の3つがあります。
1.オープン
レシーバの入力部が完全オープンとなった場合。
レシーバ基板のコネクタに接続している回線ケーブルが外れてしまった場合などが相当。
2.アイドル
回線に接続されているドライバが全て出力オフ状態になった場合。
レシーバの入力部が終端抵抗がついがまま回線から切り離された場合も相当。
3.ショート
何らかの要因で回線が短絡(ショート)した場合。